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| 使い慣れた Mozilla Thunderbird と Mozilla Firefox の設定やアドレス帳・メッセージ・ブックマークなどのデータ（個人情報）を、新しく作成したアカウントまたは別のパソコンに移行する方法。 このたび、新しく作成したアカウントに使い慣れた Thunderbird と Firefox を復元した。 すべてのデータを簡単に移行できたので、その方法をここに記しておく。 別のパソコンへの移行もほぼ同じ方法で可能。 *～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～* 新しいアカウントに移行することにした理由 ・Word2007 が使えなくなった。 Word2007 を起動すると、すぐるぐる回るマウスポインタが不安定に回り続け使用できなくなった。 「システムの復元」を実行しても直らなかった。 ・このパソコンは使い初めて３年。動作が遅く重くなったような気がしていた。 ・アカウントを新しく作成して Word2007 を起動してみると正常に作動した。 ・新しいアカウントに乗り換えることでパソコンの動作が軽く速くなるかも分からないと思った。 ・そこで、新しいアカウントに移行することにした。 *～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～* 用意するもの ・別のパソコンに移行する場合はUSBメモリー。 ・同一のパソコン内の新しいアカウントに移行する場合に用意するものはない。 注意すること ・（重要）移行元のフォルダやファイルのデータは変更しないこと。 *～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～* 作業の概要 Thunderbird と Firefox のプログラムは、ローカルディスク(C)の 「Program Files」 フォルダに保存されている。 Thunderbird と Firefox の設定やアドレス帳・ブックマークなどのデータは、ローカルディスク(C)の「ユーザー」フォルダ内の[プロファイル]に保存されている。 ここで行う作業は、移行元の「ユーザー」フォルダに保存されている Thunderbird と Firefox の [プロファイル] 内のフォルダーやファイルを移行先の「ユーザー」フォルダの [プロファイル] 内に貼り付けるというもの。 Thunderbird の作業と Firefox の作業は別個に行うが、作業内容はほとんど同じ。 Thunderbird について記し、Firefoxについては異なるところを別記する。 パソコンは Windows7 で行ったが、Windows Vista でもほぼ同じ。また、これらのパソコンであれば別のパソコンに移行するのもほぼ同じ。 新しく作成したアカウントや新しいパソコンで Thunderbird や Firefox を起動し、設定やデータの移行などの作業をした後であっても、そのままの状態で以下の作業をするのに問題はない。 *～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～* Thunderbirdの場合 作業手順-１ ・移行元および移行先の Thunderbird を終了させる ・隠しファイルなどが見える状態にする コンピューター ⇒ローカルディスク(C) ⇒（メニューバーが表示されてない場合は [Alt] キー ⇒メニューバーが表示される） ⇒メニューバーの[ツール] ⇒[フォルダー オプション] ⇒[表示]タブ ⇒[詳細設定] 内の ⇒[隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する] を選択。同じく[詳細設定] 内の ⇒[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない] のチェックを外す ⇒[OK] ・移行元の[プロファイル]を開く ローカルディスク(C) ⇒[ユーザー] ⇒移行元のユーザーアカウント名 ⇒[AppData] ⇒[Roaming] ⇒[Thunderbird] ⇒[Profiles](ファイル フォルダー) ⇒[xxxxxxxx.default] ⇒Extensions から Mail・・・abook.mab・・・・xpti.dat まで、たくさんのフォルダーとファイルが表示される （注）[xxxxxxxx.default] の 「xxxxxxxx」 は任意の8桁英数字。 ＜移行元の [プロファイル] が開いている状態で＞ 作業手順-２ 移行元および移行先の Thunderbird は終了している状態で 移行先のユーザーアカウントについて作業手順-１と同様の作業をする ・移行先が別のパソコンの場合は、別のパソコンで隠しファイルなどが見える状態にする コンピューター ⇒ローカルディスク(C) ⇒（メニューバーが表示されてない場合は [Alt] キー ⇒メニューバーが表示される） ⇒メニューバーの[ツール] ⇒[フォルダー オプション] ⇒[表示] タブ ⇒[詳細設定] 内の ⇒[隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する] を選択。同じく[詳細設定] 内の ⇒[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない] のチェックを外す ⇒[OK] ・移行先の[プロファイル]を開く ローカルディスク(C) ⇒[ユーザー] ⇒移行先のユーザーアカウント名 ⇒[AppData] ⇒[Roaming] ⇒[Thunderbird] ⇒[Profiles](ファイル フォルダー) ⇒[xxxxxxxx.default] ⇒Extensions から Mail・・・abook.mab・・・・xpti.dat まで、たくさんのフォルダーとファイルが表示される （注）[xxxxxxxx.default] の 「xxxxxxxx」 は任意の8桁英数字。 作業手順-３ 移行元と移行先の [プロファイル] が開いている状態で 移行元の [xxxxxxxx.default] フォルダーの内容を、移行先の [xxxxxxxx.default] フォルダーに上書きする。 ・移行元の [xxxxxxxx.default] 内のフォルダーとファイルのすべてを選択してコピー （・移行先が別のパソコンの場合はUSBメモリーに保存する） ・コピー（またはUSBメモリーに保存）したものを移行先の [xxxxxxxx.default] 内に貼り付ける。同名のファイルは上書きする ＜これで移行が終了＞ ・新しいアカウント（または別のパソコン）で Thunderbird を起動し、移行元の Thunderbird の環境が再現されていることを確認する。 ・パソコンの設定を元に戻す メニューバーの[ツール] ⇒[フォルダー オプション] ⇒[表示] タブ ⇒[詳細設定] 内の ⇒[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない] にチェックを入れる ⇒[OK] *～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～* Firefoxの場合 ・上の作業手順-１から作業手順-３の 「Thunderbird」 を 「Firefox」 と読み替える。 ・ただし、Firefoxのプロファイルは Thunderbird のプロファイルより１段深いところにある。 ⇒[AppData] ⇒[Roaming] ⇒[Mozilla] ⇒[Firefox] ⇒[Profiles] ⇒[xxxxxxxx.default] *～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～*～* （参考ページ） ・https://support.mozillamessaging.com/ja/kb/profiles ・http://support.mozilla.org/ja/kb/back-and-restore-information-firefox-profiles (2013.02.15.記) |