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妻はすい臓がんを冷静に受け止め、一度も取り乱すことなく、最期まで自分らしく生きた
がんを知ってから死を迎えるまでの5か月を日記風に綴る
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退院し、体調の良いときも悪いときも精力的に活動
●退院、体調の良いときも悪いときも勢力的に活動
■2013年10月18日(金) 高松病院を退院
私は、西条のハーモニカ先生宅からの帰途、高松病院に寄り、妻を車に乗せて退院。15時頃帰宅。
10月1日〜18日の診療費の支払い、2回目 93,230円。 ⇒合計 170,4900円
帰宅後も少しえらそう。

「退院しました」 2013/10/18 21:58 メール 眞須子ファミリーへ
お母さんは今日午後、退院しました。
これからは通院治療で、木曜日に検査・投与の予定です。
今回などの経過から、投与後2〜3日は吐き気、食欲なしなどの副作用がありそうです。
今日の夕食は刺身と湯豆腐を少し食べ、今は寝床でテレビを見ているようです。


■2013年10月19日(土) はりきりますちゃん
3回目投与から3日目
朝から気分良い。
道の駅に一人で花や野菜の買い物。
夕方は私と西村ジョイへ。園芸土・肥料、ビオラ苗、プランタなど、たくさん購入。
帰ってさっそく植え付け作業。
はりきりますちゃん。

 
小夜ふけて夫の部屋より聞こえくるハーモニカの曲は「長崎の鐘」

○妻の5年日誌 2013.10.19(土) 雨 歩けず
10じ 道の駅へ ほうれん草 ねぎ わけぎ 菊菜 など青菜沢山かう いちぢく1箱かってジャムにる
夕方 Heとジョイへ プランター5 培養土に腐葉土 赤玉土 野菜の土 ビオラ4×4かい植える
木立ベゴニア切り詰め植え替える

夜アルバムみて つくづく私って美人じゃなかったって思う  君代にTelす
 「5年日誌」は、この日から再び記載


■2013年10月20日(日)  絵手紙や写真の整理
朝5時前に起き、私の弁当を作ってくれた。
昼間は絵手紙を描き、写真の整理など。

 
息子のアルバム開けば孫と瓜ふたつ大きな瞳が吾をみつむる

 
わが病告ぐれば涙し手をとりぬ郵便局の古参の女は

・韓国仁川 李秀映さんに長電話(10/17に李さんからの留守電あったので)
 1年の命を伝えた。
 4月の韓国旅行案内をしてくれた佐々木さんは10/18〜10/21韓国旅行中、19日ソウル、20日仁川。

「入院前より元気」 2013/10/20 20:44 メール 眞須子ファミリーへ
入院前より元気、そんな一日でした。
私は7時半から4時まで試験監督。
昨夜の話では、コンビニ弁当を買って行くことにしていたのだが、5時前に起きて豪華な弁当を作ってくれました。

雨で外の作業はできず、絵手紙を描き、写真の整理などをしたようです。
そして夜、「入院前より元気」の言葉でした。


妻の病床日記 2013,10.21(月) 雨あがり快晴  くやし〜〜い
6:00 おき Heは昨夜もおそかったのか、おきてこず (←これがよっぽど悔しかったようだ)
    ラジオ体操終わって1人で団地外まわり一周
7:10 みそ汁つくる 風呂入る
8:00 朝食 みそ汁 あじとおひたし
9:00 ふれあいへ買物に行く  花??のくじゃく草と??かう イカとヒジキかう − 調理
11:00 シフォンケーキやく
12:00 昼食 冷うどん イカ煮付 ひじき シフォンケーキ コーヒー
13:30 書かく
15:30 ようやく便出る
16:30 散歩 南の方へ 野の花とる(ススキ 吾亦紅 つりがね人参 アキノキリン草 etc.
18:20 食事 ごはん ナスのシギやき イカにつけ ひじき煮物 カボチャ煮物 おしたし
19:00 フィギアーみる

「今日も元気」 2013/10/21 21:01 メール 眞須子ファミリーへ
テーブルの上を片付けて久しぶりに習字。
写真の整理をし、シフォンケーキを焼きました。
夕方は二人で北高近くまで散歩。秋の野花、吾亦紅などを楽しみました。
今は大好きな真央ちゃんのテレビを見ています。
薬を飲み忘れるほど元気です。


■2013年10月22日(火) 送金
・この頃、妻の指示により妻の預金口座から長女・長男の口座へ送金。
(妻は、これから度々帰省する費用として、また相続金の一部として、ということを考えていたのだろう)

○妻の5年日誌 2013.10.22(火)
6じおき 6:15 プレイランドまで歩く
AM 114で200万円まで限度額引き上げる →COOP →道の駅で青菜かう(途中 田中さんからTel)
昼食トースト PMひるね →書少し →庭

渡辺さんの奥さんにきく(ご主人すぞうがん10/6分→10/18亡)とか
伊賀さん おみやげくれる


■2013年10月23日(水) 料理をたくさん作る
明日は4回目の抗がん剤投与日。気分が悪くなるのを見越して妻は各種料理をたくさん作る。
私は大野原へ。雨の中、さつまいもを掘った。
これまで、畑に季節の野菜を栽培してきたが、これを最後とし、今後は耕作を放棄する。
不要となる肥料やタンス内の衣類を持ち帰る。


■2013年10月24日(木) 副作用はなく、夕飯もほぼ普段どおり
高松病院を受診:抗癌剤投与4回目 外来投与1回目
生協役職員共済会の入院共済金請求のための診断書作成を依頼。
高松病院支払い3回目 22,170円 これまでの支払い合計は 192,660円
9時30分受付、終わったのは14時30分。

今日は、これまでのような副作用はなく、夕飯もほぼ普段どおり食べられた。

○妻の5年日誌 2013.10.24(木) はじめての第1回外来治療
9:30着 - 13:30 採血 - 診察 - くすりつくる - 11:45〜点滴
山田家でぶっかけうどん(うまし)とさばずし
房ちゃん ?さん 佐々木さんにTel


■2013年10月25日(金) 卓球、楽しかった
抗癌剤投与2日目。
副作用はほとんど感じない、初めてのこと。 投与に混入したホルモン剤が効いたか?
午後、妻は公民館で卓球、楽しかったようだ。食事も普段通り。

・肝臓の影を指摘し、すい臓がん発見への道筋を付けてくれた白石先生にこれまでの経過を報告。

○妻の5年日誌 2013.10.25(金) 一日中雨
ホルモンのせいか今日も全然えらくなく
昨夜3じからおきてねむれず ??もする
短歌も10首仕上げた  夜かしもやく  充実した一日


■2013年10月26日(土) 短歌教室に出席
体調よい
朝、NHK短歌教室に出席。
・倉敷の房ちゃんなど、中学同級生4人が来宅。長時間楽しそうにしゃべり、田で食事。
・夕方、庭の花壇の土作り
・私はさぬき男塾。大塩・原井・和田・渡邉さんと妻のことを話す。

○妻の5年日誌 2013.10.26(土) くもり
NHK短歌に久々に行く 何かゆうれいでもみるような目でみられる
12:45 COOPで待ち合わせ 奈良さん 房ちゃん 中条さん 村井Iさん 私 田で食事
あと家でコーヒーとケーキ出す よろこんでくれたみたい
He 男塾


■2013年10月27日(日) さぬき蕎麦へ行き、読売書道展を見る
体調良い、普段通り。
・私は庵治ファミリーマラソンに出場。
・午後、二人で六条町のさぬき蕎麦うえはら(おなつかし会メンバーの店.)へ。
 おなつかし会中村さんの案内。いっぱいしゃべり長居。
 その後、中村さんとサンメッセの読売書道展へ。
 妻の作品も佳作入選で展示。
・留守中に谷澤夫妻が来宅、お見舞いのメロンが置かれていた。
・写真の整理を継続。

○妻の5年日誌 2013.10.27(日) ようやく晴れ
He あじまらそんへ 1:30 帰
中村さんと待ち合わせ。
それから上原さんのそばやさんへ行く 500円でおいしいこと
つけもの自然のもので good・・ あゆごはんもいただく
あとサンメッセのよみうり書展みる

やっちゃん夫婦 るす中にきてくれてた 心がこもってうれしかった


○妻の5年日誌 2013.10.28(月) はれ 風冷たくなってきだした
He 朝庭の歌壇に肥料やってくれる
□庭にレタス 〇歌壇にカブ・大根・小松菜をまく

今日も病気がうそのような何ともない一日 久々にパンやく

マルナカで商品券かい隣へもっていく
よる アルバムせいり


■2013年10月29日(火) 十河さん来宅、楽しいひと時
・NHK文化センターの十河さんが来宅、約3時間楽しそうに話す。
まったく普通の一日。
 「私、ほんまに1年後に死ぬんかいな」

○妻の5年日誌 2013.10.29(火) はれ
朝 COOPへ  もつ煮 いりこのつくだにも
ひる 昼食中 十河さん来て一緒に食べる 3じすぎまで
4じ 2枚かく
アルバムせいり中 背中いたくなり気分悪くなる

益田さんからTel  三村さん枝豆くれる  渡辺さん山芋?


■2013年10月30日(水) 書道教室に出席
・NHK文化センターの書道教室に出席。
・お見舞いのお返しマルナカ商品券 18,500円分を調達。
・加賀市の丸八製茶から届いた「加賀棒茶」(1,280円)、「加賀ほうじ茶」(1,080円)多数を、 近所などに届ける。

○妻の5年日誌 2013.10.30(水) くもり
書 1ケ月ぶりにゆく 新人2人きて席とられる  11:20分に出る あと?さんが来たようだ

PM しんどくて少しよこになってから 書かく どれも今イチだ

左脇下いたむ このはれはやっぱりガンか?

先生 日展5回目の入賞 おめでとう!

ほんとうに死ぬんだろうか? 2013/10/30 20:34メール 眞須子ファミリーへ
年末年始のたいへん込み合うときなのに、うまくトライしたことなどで、往復の飛行機全員分がとれたようですね。
よかった よかったです。

明日、5回目の投与です。
前回の投与から今日までの一週間は、副作用らしきものはほとんど現れず、入院前の状態に近い生活が送れました。
「ほんとうに死ぬんだろうか?」などと話したものです。


■2013年10月31日(木) 5回目投与出来ず、書道展に秀作入選
高松病院を受診、抗癌剤5回目投与予定日だが 血小板少なく投与できない。
・腹痛あり。痛み止を増量された。
・次の検査・5回目投与は11月7日の予定。
・保険金請求のための診断書作成を依頼。できるのは2週間後。
・高松病院支払い4回目 2,500円 これまでの支払い合計は 195,160円

・数人と長電話。おなつかし会の益田・正城さんなどと食事の予約。
・四国書道展に秀作の入選連絡あり。入院が決まったとき、先生宅へ郵便で送っていた作品。
 四国新聞社に展示されるのは11月28日〜12月2日。

・夜、腹痛が次第に強くなる。
 20時、不安で高松病院に電話。朝まで我慢することとした。
 22時25分、高松病院(救急外来?)から電話あり。
 主治医MD先生は明日出勤。
 8時半過ぎに電話でMD先生のスケジュールを確認してください。
 MD先生の都合悪い場合は、消化器内科の先生が診察します。

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